静岡県に計画中のメディカルスパ施設です。

 

敷地は周辺が森に囲まれ、なだらかな傾斜のある広大な土地です。岡の頂部にあたる平地を庭園として残し傾斜に沿って建物をつくることで、周辺の自然環境に溶け込む大地のような建築を考えています。敷地の形をそのまま切り取った平面を岡の頂部から緩やかに延長させて、人工地盤と傾斜で挟まれた地形にカフェやレストラン、スパ、宿泊施設、検診施設を配置しています。

 

屋上庭園は街の人々が気軽に立ち寄れるみんなの庭でもあり、富士山や駿河湾が望め、バードウォッチングをするなど自然を楽しめる場所です。室内へ繋がる丸いエントランス広場ではマルシェが開かれたり、地域交流のイベントが行われたります。

 

地形を生かしたひな壇状のカフェやレストランは風景をスクリーンとした劇場のような空間で、スパは棚田のような設えになっています。傾斜を下れば、高い天井とガラスのファサードから森の中にいるような感覚が味わえます。スパに隣接して宿泊施設と検診施設があり、自然の中に泊まりながら検診を受けられて、ゆったりした環境の中で長閑な時間が過ごせます。