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東京都内の某公園を対象にしたPark-PFI制度へのプロポーザル応募案です。
敷地は三面接道の傾斜地にあり、周囲には商業施設が建ち並んでいました。公園には木々が生い茂り、どちらかといえば少し閉鎖的で暗い印象がある場所です。都市公園法が定める建ぺい率12%のなかで、カフェや店舗が入る公園施設とランドスケープの提案が求められました。
私たちは沿道にある柵を無くし、ひな壇状になっていた土地を緩やかなスロープにすることで、公園を周辺の地形と繋げることを考えました。そして、地形がもたらす高低差を活かして、床面からベンチ、テーブル、屋根へと変化する一枚板で敷地を縁取り、広場を中心とする開かれた公園を提案しています。
広場は植栽の種類を変えて季節感が楽しめる庭園のときもあれば、フェスタやマルシェが開催できるイベントプラザに設えたり、災害発生時のオープンスペースに使ったりして、地域の人々が集まるアクティビティの拠点になります。
訪れる人々が好きな場所を見つけて自由に過ごせる、まるで家具のような感覚で利用できる身近な公園を目指しました。
敷地:東京都渋谷区/用途:公園施設/敷地面積:960m2/建築面積:115m2/延床面積:199m2/構造・規模:鉄骨造、地上2階/建築:山下貴成建築設計事務所/造園:(株)ランドスケープデザイン, 戸村英子設計事務所/構造:平岩構造計画
※プロポーザルファイナリスト
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