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アフリカのモザンビークに計画される0才から5才までの子どもたちを対象とした学校の提案です。

 

敷地は市街地や周辺の住宅からは少し離れており、自然地の中の平行四辺形の土地です。降水量は少ないものの、インフラが未整備のため雨水をタンクに貯めて生活用水として利用するなど、自然の恵みを最大限活かすことと、現地で調達できる材料とボランティアの協力で建設可能な工法の提案が求められました。

 

私たちはどの方向からでも子どもたちが通ってこれるように、丸い屋根に中庭を設けた放射状の建物を考えました。屋根は強い日差しを遮り日陰のスペースをつくりながら、屋根に降った雨を余すことなく中庭のタンクに集めます。

 

構造は現地で手に入りやすいパインの丸太を使い、山−谷−山と門型を交互に並べて輪を描くシンプルな架構とし、柱と大梁の高さを一定に保ちながらうねる屋根形状をつくり、立体効果により部材が支え合う構造システムとしています。

 

水に浮かぶ蓮の葉のように、モザンビークの大地に浮かぶひらひらの屋根が自然の恩恵を享受し、子どもたちの学校生活を彩ります。

敷地:アフリカ モザンビーク/​用途:プレスクール/​敷地面積:2720m2/建築面積:1271m2/延床面積:642m2/構造・規模:木造 平屋

​※コンペティション応募案

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